早い事はいいことだ? - A虎@Hatena::Diary

ひたすら効率を追求するのもいいけれど、「何故、そうなるか」が判るコードも、きちんと並列に残す事は重要だね。これからも気をつけよう。

「どこをどのように高速化・最適化した」かをコメントやdiff,ChangeLogメーリングリストなどで示した方が良いと思います.

実際にやるとしたら相当の労力が必要ですが…(第三者が偉そうな事を言ってすみません…)

ソフトウェア,ハードウェア両者共に「高速実装」はそれなりに大変だと思います.

数回のトライアンドエラーで良い結果が出る場合があるかもしれませんが,アーキテクチャを良く知っていてそれに適した方法を考えないと良いコードが書けない,もしくは良いデザインができないということがあると思います.

「単に速くなりました」は凄いとは思いますが,何か知識が身に付いたとは思えません.
それだけでは,どのぐらい苦労したのか,その結果がどのぐらい重要なことなのかが伝わりません.
また「単に速くなりました」という結果は,さらに速い結果が出た瞬間,一切の価値を失なうでしょう.

しかし,どこに難しさがあって何が有効かを示せば,その方法論や考え方は立派な知識になって「実装研究」や「ソフトウェア(ハードならハードウェア)サイエンス」になると思います.
論文にしてあると多くの方が引用することでしょう(アルゴリズムの改良など理論上の高速化や最適化は,アーキテクチャの依存性を一切取り除いた方法論のみの結果である,と考えることができると思います).

ただ,数名の研究者が「ソフトウェアを実装することに,(研究活動としての,もしくは学術的な)価値を与えてくれるだろうか?」とこぼしているのを聞いたことがあります…う〜ん…

私は「オープンソース」には知財戦略以外の意味もあると思っているのですが…話が大き過ぎますかね?